新作|アルネ ヤコブセン Bellevue


Arne Jacobsen's "White City"
「アルネ・ヤコブセンの白い街」
コペンハーゲンから電車に乗り北へ20分ほど揺られた先に、その建築群は現れます。
1930年代、アルネ・ヤコブセンはクランペンボー・ベルビュービーチ一帯の大規模なリゾート開発を手掛け、壮大なモダニズムのビジョンを実現しました。
1938年の完成までに、象徴的な4つの建築を手掛け、その全てがデンマーク機能主義建築の重要な作品となっています。
どの部屋からも海が見えるという特徴があります。
白壁はレンガに白い漆喰が塗られています。




STATION BELLEVUE
当時、ベラヴィスタ集合住宅等、ヤコブセンが使用していた美観性に優れた白の漆喰から着想を得て、これまで約15年のブランド展開の中で使用されていない、初のマットホワイトケースを採用し、文字盤、針までも全て同色のホワイトで統一しました。
「アルネ・ヤコブセンの白い街」
白い外観、機能的なレイアウト、そして鮮明なキュビズム的形状を特徴とするこれらの建物は、ドイツのバウハウスとスイスの建築家ル・コルビュジエが先導した新しい 建築潮流の初期の傑作と言えるでしょう。その後、この一帯に「アルネ・ヤコブセンの白い街」というニックネームが付けられました。


本館は、シンプルな模様の灰色がかった白いセラミックタイルで覆われています。


ベルビュービーチにあるライトブルーラインが印象的なライフガードタワーの1つ。
1902年、アルネ・ヤコブセンは裕福なユダヤ系デンマーク人の家系に生まれました。 幼少期に暮らしていた家は、刺繍が施されたクッション、陶器の置物などに囲まれた、ヴィクトリア様式の保守的な中流階級の住宅でした。 ヤコブセンは幼少期、自身の寝室のビクトリア朝の壁紙を塗りつぶしたと言われています。まだ幼いヤコブセンですが、彼は壁を典型的な子供の絵で埋め尽くしたり、 落書きのように塗り潰す事はせず、部屋の壁全体を白く塗ることを決めて、自信の部屋を白い部屋へと変身させたのです。ホワイトの壁は現代に於いては違和感なく捉えられる事かもしれませんが、20世紀初頭では白い壁はまだ流行していませんでした。 彼は幼少期から、先見の感性を持ち得ていたのです。 それは数十年の時を経て、「アルネ・ヤコブセンの白い街」と呼ばれる、建築群に 繋がるのかも知れません。








STATION BELLEVUE
1937年のテキサ・ガスステーションにて使用されている、灰色がかった白いセラミックタイルを参考にし、ホワイトとグレーのコントラストを実現させ、時計としての視認性を確保しました。
2000台のみの数量限定商品です。


1930年代にアルネ・ヤコブセンが設計した建物や施設があるベルビューエリア。 右側にはベルビュー劇場があります。


ベルビューシアターは、アルネ・ヤコブセンが床から天井まで 建物を設計した最も初期の例の 1 つです。

